アイサプライは、外観上はiPhone4Sに新鮮さがなく失望を感じるかもしれないが、「内部構成は革新的」と評価した。注文製作した米アバゴ・テクノロジー社の独創的な多重無線モジュールや、韓国のハイニックス半導体のNAND型フラッシュメモリーをアップル社の製品に初めて採用していると紹介した。
16GBモデル(消費者価格199ドル)のBOMは188ドルで、生産コスト8ドルを加えると196ドルだった。32GBモデル(消費者価格299ドル)のBOMは207ドル、64GBモデル(消費者価格399ドル)のBOMは245ドルと集計された。NAND型フラッシュメモリーの価格を除くと、全モデルの部品価格と製造コストは基準モデルと同じだった。
分解評価額はハードウエアのコストのみを計算したもので、ライセンスやロイヤリティー、その他の支出などのコストを含んでいないという。
以前行われたiPhoneとタブレット端末iPad(アイパッド)シリーズの分解調査では、サムスン電子や東芝のNAND型フラッシュメモリー製品のみが見つかったが、今回の調査ではiPhone4Sにハイニックス半導体の部品が初めて見つかった。
アイサプライは「韓国ハイニックスの驚きの登場」と表現し、「iPhone4Sの製造コストの大部分を占めるNAND型フラッシュメモリーを供給することは、ハイニックスにとって設計上の大きい勝利」と評価した。
iPhone4Sの16GBモデルの部品中、NAND型フラッシュメモリーの価格は19.2ドルで、単一部品としてはディスプレー(23ドル)に次いで高かった。32GBと64GBバージョンでは、それぞれ38.4ドル、76.8ドルと最も高額だった。
Copyright 2011(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0