【ロンドン聯合ニュース】韓国銀行の金仲秀(キム・ジュンス)総裁は17日、来年の韓国の物価について、「今年よりはるかに安定するだろう」との見通しを示した。
 韓銀ロンドン事務所で行われた特派員との懇談会で述べた。現在の物価高に関連し、「世界中で上昇している中、韓国だけが低いままというのは難しい」と述べたが、来年は今年より改善するとの認識を示した。
 金総裁は、韓国の物価上昇水準が4%で中国が6%台、消費者物価指数(CPI)は米国が3.8%、ユーロ圏が2.5%、英国が4.5%になるなど世界的に上昇していると説明した。今年は国際原油価格が非常に高くなっており、気候などの要因で野菜価格も大きく上昇しているが、来年はこれら要因が大きく作用しないだろうとの見解を示した。
 また、ユーロ圏17カ国の財政・金融危機については、ユーロ圏や主要20カ国・地域(G20)の首脳間で負担を分担する解決策を模索するだろうと話した。

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