また、「(アップルの最高経営責任者)ティム・クック氏と会うことになるだろうが、仕事で行くわけではない。(ジョブズ氏の)個人的な友人として行くものだ。追悼式には会社の顧客よりも友人を中心に招待したいと言っていたようだ」と述べた。
李社長はジョブズ氏との思い出も明かした。ジョブズ氏について、「短気だが、一度信じたものは最後まで押し通す性格だった。気難しい顧客でありライバルだが、いつの間にか情が湧いた」と伝えた。
李社長によると、ジョブズ氏は李氏に個人的な問題が生じた時、真っ先に電話をかけて慰めてくれた。自宅で夕食を共にしたこともあるという。
業界では特許訴訟で対立が最高潮に達している時期に、クック氏が李社長を追悼式に招待しただけに、両氏が別途会談する可能性を指摘している。だが、李社長はクック氏との会合については言及しなかった。
李社長がジョブズ氏との関係を明らかにしたのは、アップルと部品分野などで協力関係を維持する意向を示したものとみられる。
現地時間の16日午後、米スタンフォード大学で非公開で開かれる追悼式には、シリコンバレーの著名人やジョブズ氏の友人らが招待されている。李社長とクック氏の会合の結果次第で、激しさを増している両社の特許紛争が新たな転機を迎えるかどうか、関心が集まっている。
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