【ソウル聯合ニュース】次世代パネルと呼ばれるAMOLED(アクティブマトリックス式有機EL)の来年の生産は、今年の3倍に達する見通しだ。米調査会社ディスプレイサーチが29日までに発表した調査結果で明らかになった。
 同社によると、サムスンモバイルディスプレーの5.5世代工場の稼動が本格化すれば、AMOLED生産量は今年の89万平方メートルから来年は260万平方メートルに拡大する。
 ディスプレイサーチは、サムスンの5.5世代工場が来年1~3月期に100%稼動すれば、月間8万枚を生産できると見込んでいる。また現在、進められている投資計画が実行されれば、それ以上の生産も可能だという。
 LGディスプレーや友達光電(AUO)、奇美電(CMO)などは、今後2年のうちにAMOLEDの設備投資を実施するとした。
 また、ディスプレイサーチは液晶パネル市場は4四半期連続で赤字を記録しているが、AMOLEDは供給不足に陥っているため各メーカーは生産を急いでいる点を指摘した。サムスンとLGについては「来年、8世代AMOLEDテレビの試験生産を計画している」と述べた。

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