27日に開幕する2011世界陸上選手権大邱大会に、南アフリカ共和国の陸上男子短距離代表として出場する両足義足のオスカー・ピストリウス選手(25)は、韓国入りを前に心情を語った。両足のない選手が同選手権に出場するのは初めて。
大邱大会では400メートルと1600メートルのリレーに出場するピストリウス選手は19日、聯合ニュースの電子メールインタビューに応じ、「大邱大会参加は本当に特別だ。世界選手権でベストを尽せるようにするため、練習に集中している」と明らかにした。
ピストリウス選手は7月にイタリアで行われた競技会の400メートルで世界選手権参加標準記録A(45秒25)を突破する45秒07をマークし、世界選手権の出場資格を得た。これまでの人生で最もうれしかった瞬間だったと振り返った。
韓国をはじめとする世界各国から手紙とメッセージをもらっている自分は「幸せ者」だとし、声援と支持に感謝の意を伝えた。
大邱大会の目標については「レースに出るたびに、わたしは最高の選手になりたい」と金メダル獲得に向けた闘志をみなぎらせ、「陸上のようなスポーツで最も重要なのは自分に勝つこと。自分との戦いで勝つ場合、記録は更新されるだろう」と意気込みを語った。
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