宋議員が軍から入手した報告書によると、自宅からの通勤で服務する「常勤予備役」の兵士が事件当日の4日明け方、自分の勤務用のチョッキに弾薬箱のかぎを入れたまま帰宅。上等兵は同日午前、この兵士のチョッキにあった弾薬箱のかぎを利用したとされている。
簡易弾薬庫に保管される警戒勤務用の弾薬箱には通常、実弾75発と空砲弾2発、手りゅう弾1個が入れられている。弾薬箱の錠は二つで、現役兵と常勤予備役の兵士が2人1組で勤務する際、それぞれ二つのかぎを受領する。
規定では勤務終了後、弾薬箱のかぎを返さなければならないが、常勤予備役の兵士は習慣的に自分のチョッキにかぎを入れたという。軍当局はこれを知っていた上等兵がかぎを盗み出したと把握している。
これに対し、宋議員は「軍で銃器と弾薬の管理は生命に直結する問題だ。弾薬箱のかぎのずさんな管理は深刻な問題」と指摘。事件の再発防止のため、海兵隊だけでなく、全軍に対する銃器・弾薬管理の点検を呼びかけた。
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