孫代表(左)と習国家副主席=4日、北京(聯合ニュース)
孫代表(左)と習国家副主席=4日、北京(聯合ニュース)
【北京聯合ニュース】中国共産党の招きで訪中した韓国最大野党・民主党の孫鶴圭(ソン・ハクキュ)代表は4日午後、習近平国家副主席と面談し、「北朝鮮が核開発など情勢を不安にさせる行動を自制するよう、韓中両国が共に努力する必要がある」との考えを示し、6カ国協議議長国の中国の積極的な役割を要請した。
 朝鮮半島の平和は東アジアの平和と繁栄の必須事項だとした上で、朝鮮半島の平和に向けては「朝鮮半島の非核化と平和体制樹立、北東アジアの多国間安保対話体制の樹立が必要だ」との考えを示した。
 孫代表は、韓中が2005年9月19日の6カ国協議で朝鮮半島の平和体制のための基本精神を盛り込んだ共同声明の採択を主導したとし、「共同声明を履行し、韓中共同の戦略的利益を実現できるよう緊密に協力すべきだ」と述べた。


 また、「1992年に国交を樹立後、両国がさまざまな分野で相互協力を深め、拡大させていることをうれしく思う」と話した。両国が今後アジアの未来をリードするためにもさらに緊密に協力する必要があり、よりレベルの高い充実した韓中関係が必要だと強調した。
 世界的な経済危機にもかかわらず中国が安定的な発展を遂げたのは共産党指導部の卓越したリーダシップがあったために可能だったと評価した。中国共産党と民主党は民生問題解決を政治の最高目標に据えているという共通点があるとし、両党の交流と協力の活性化に期待を示した。
 このほか、孫代表は2018年冬季五輪の平昌招致に向けた中国の支援も要請した。平昌が開催地に決まれば北東アジアの平和と安定はもちろん、韓中交流の拡大にも寄与するだろうと述べた。

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