【ソウル聯合ニュース】経済協力開発機構(OECD)はこのほど、2009年に世界の15歳の生徒を対象に実施した「生徒の学習到達度調査」(PISA)と同時に行った「デジタル読解力」の調査結果を公表した。
 韓国は平均得点568点でトップを占め、537点を記録したニュージーランドとオーストラリアに大差をつけた。次いで日本(519点)、香港(515点)が後に続いた。
 「デジタル読解力」の調査は、2009年のPISAに参加したOECD加盟国を含む65カ国・地域のうち、希望した19カ国・地域を対象に初めて実施され、韓国からは137校の1488人が参加した。
 調査はコンピューター画面に出題された問題を読み、答えを入力する方法で行われた。さまざまな形態のインターネット情報を収集、適用、総合する能力を点検し、ホームページへのアクセス、電子メールの送受信、ウェブ掲示板の活用などの知識や技能を測定した。
 韓国は早期情報通信技術教育を重視し、学校の授業でコンピューターを活発に活用、生徒らのデジタル読解力が高まったと評価された。上位層と下位層の点差(88点)がOECD平均(120点)を下回り、デジタル読解力が比較的均等であることが明らかになった。
 韓国は、昨年12月にOECDが結果を公表したPISAの「読解力」でも1位だった。

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