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これに先立ってイ長官は2日、ソウルで行われた民主平和統一米州地域会議で「(北朝鮮に)コメ一粒与えない国が人権国家といえるか」とし「北朝鮮人権に対する国際社会の共同行動には賛同しだろう」と明らかにした。イ長官の相次ぐ発言は北朝鮮人権問題にあいまいだという国際社会の指摘に対する政府の立場表明と見られる。
特に米国裁判所が最近、ソ・ジェソク氏の亡命を許可する判決をし、ブッシュ大統領が横田めぐみさんの母親をホワイトハウスに招待して金正日(キム・ジョンイル)政権の拉致蛮行を浮き彫りしたことに対する韓国政府の不満を遠まわしに表現したものと推測される。
次はシンポジウム一問一答の要旨。
--拉北日本人横田めぐみさんの父親が来週ソウルへ来るが、会う意向はあるか。
「会う計画もないし、その必要があるとは思わない。金正日国防委員長が拉致告白(2002年9月、朝日首脳会談で金委員長が小泉首相に日本人拉致を認めたことを意味)までしたが、これに対して日本は過小評価している」
--レフコウィッツ米人権特使の寄稿に対して統一部が「内政干渉」と反発したことは異例的なことだが。
「レフコウィッツ特使が問題を歪曲し続けてきたからだ。彼の発言は国務部とはすり合わせしていないことがわかる」
--北朝鮮人権問題を巡る韓米間に対立があるのではないか。
「ソ・ジェソク氏亡命はナンセンスだ。米国が受け入れたのを抗議するつもりはないが、韓国政府が彼を弾圧したという主張は全く事実ではない」
--盧武鉉大統領と金正日委員長が会って会談すれば話は通じるものと思うか。
「盧大統領はとても決断力があり、ものごとを大きく見る。金正日委員長の評価も高いということだから互いに会って話せば多くのことが解決できる可能性がある。しかし首脳会談の必要性と関連付けしないでほしい」
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