検挙された爆発事件の容疑者ら=15日、ソウル(聯合ニュース)
検挙された爆発事件の容疑者ら=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル15日聯合ニュース】ソウル地方警察庁は15日、ソウル・江南高速バスターミナルとソウル駅で12日に発生した手製爆弾爆発事件について、先物投資の失敗に挫折した男が株価を暴落させ、利益を得ようとした意図で起こした犯罪だと明らかにした。
 事件を捜査している同警察庁は14日に主犯の43歳の男と共犯者2人を検挙した。主犯の男は警察の取り調べに対し、2010年7月に刑務所から出所した後、3億3000万ウォン(約2450万円)を借りて先物取引に投資したが失敗、厳しい取り立てに苦しみ、「公共施設で爆発事件が起きれば株価が落ち、大きな利益を得られると期待した」と供述しているという。
 男はインターネットで製造方法を調べ、爆弾を作った。共犯2人にはタイマーやバッテリーなど爆弾の材料を購入させ、ソウル駅と江南高速バスターミナルのコインロッカーに爆弾を設置させた。
 警察は「不特定多数や特定の政治的目的を狙ったテロではなく、個人の経済的な目的のために犯した犯罪」との見方を示している。追加調査を行い、さらに詳しい犯行の動機を調べる計画だ。

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