【ソウル9日聯合ニュース】中国と北朝鮮の国境に位置する白頭山(中国名:長白山)の火山噴火に備えた南北民間専門家会議の開催が不透明な状況となってきた。
 同会議は北朝鮮側の積極的な提案で、先月初めて開催され、5月初めに専門家学術討論会を、6月に白頭山の現地調査を行うことで合意した。
 これに伴い、韓国側は5月11~13日にソウルか平壌で学術会議を開催しようと、先月末に提案した。しかし、北朝鮮は9日現在、これといった反応を示さずにいる。
 韓国側はこの日午後4時ごろ、板門店連絡事務所の最終通話で「白頭山の火山噴火と関連した連絡事項はないのか」と尋ねたが、北朝鮮側は「伝達事項はない」と不誠実な態度を示した。
 「釈迦誕生日」(旧暦4月8日)の10日は祝日であるため、板門店連絡事務所は運営されない。そのため、11日に学術会議が開催されるのは事実上、難しいとみられる。

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