顧客情報流出事件を受け、謝罪する丁太暎社長=10日、ソウル(聯合ニュース)
顧客情報流出事件を受け、謝罪する丁太暎社長=10日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル25日聯合ニュース】韓国の投資コンサルタント最大手、現代キャピタルの顧客情報が流出した事件を捜査しているソウル地方警察庁は25日、同事件に消費者金融会社がかかわっている可能性があるとみて、事実関係の裏付けを進めていることを明らかにした。
 事件は犯行グループがフィリピンとブラジルにあるサーバーを通じ現代キャピタルのサーバーに侵入、顧客42万人の住民登録番号など個人情報と、1万3000人の暗証番号が流出したもの。警察は18日、主犯格の40歳の男を逮捕している。
 警察によると、フィリピンに滞在しているとみられる共犯の36歳の男は2005年、未登録の消費者金融会社を運営し、入手した顧客情報1万3000件余りを金融貸し付けの仲介会社に渡し、6億ウォン(約4555万円)を受け取った前科がある。主犯の男も36歳の男が消費者金融会社とかかわっている可能性について供述したという。
 警察は残りの犯人グループの身柄確保を急ぐ方針だ。

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