サムスンは事業競争力の強化に向け、コア技術の開発と主要特許の確保に努力してきたと強調。アップルが基本ソフト(OS)とユーザー環境で強みを見せるならば、通信標準領域ではサムスンの特許のほうが多く、「むしろアップル側がサムスンの特許を侵害したケースが多いと判断される」と述べた。
サムスン側もアップルを提訴する方針を事実上定め、具体的な日程調整に入ったと伝えられる。
米紙ウォール・ストリートジャーナルや中国国営新華社通信など外信が報じたところによると、アップルはサムスン電子の高機能携帯電話(スマートフォン)「ギャラクシー」とタブレット端末「ギャラクシーTab」が自社製品を模倣したとし、カリフォルニア北部地裁に提訴した。訴訟内容は、スクリーン上のアイコンのデザインなどに絞っており、不当利益、商標権侵害と10件に及ぶ特許権侵害など、計16件の侵害事例を主張している。
この訴訟について業界では、「ギャラクシーS」の後続モデル、「ギャラクシーS2」の発売を控え、アップルが最大のライバルであるサムスン電子を牽制する狙いがあるとの分析が出ている。英調査機関CCSインサイトのアナリスト、ジョン・ジャクソン氏も、世界のタブレット端末市場では現在、サムスンが実質的にアップルの唯一のライバルだと指摘している。
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