政府は21日、韓悳洙(ハン・ドクス)副首相(財政経済部長官を兼任)の主宰で経済政策調整会議を開き、ことしの水害対策推進計画について意見を交わした。
 会議では、漢江、洛東江など17の国家河川と、245の河川工事現場に対する安全点検の実施が決定された。ぜい弱区間については雨期の前に補修・補強を終え、非常時の対処能力を高めるため来月模擬訓練を行う。また、多目的ダム14カ所について、洪水調節容量を26億トンから35億~52億トンに拡大する。

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 中・長期対策としては、昨年80%だった河川の開水率(堤防が造成された河川の長さを堤防が必要な河川の長さで割ったもの)を2011年までに100%にすること、主要地方河川を国家河川に格上げする方向で調整するなどが挙げられた。さらに治水能力の増大に向け中小型新規ダムの建設を進め、河川周辺に地下雨水貯蔵所を設置するなど、来年までに「流域総合治水計画」を策定するとしている。

 このほか、全国に11の降雨量レーダーを設置し洪水危険地図を製作するなど、洪水予報体系の先進化作業も2011年までに終わらせる計画だ。

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