【平昌16日聯合ニュース】2018年冬季五輪の開催に立候補している江原道平昌郡で16日午前から、韓国側が国際オリンピック委員会(IOC)に対してプレゼンテーションを行い、午前のスケジュールを順調にこなした。同地には14日からIOCの評価委員会が現地調査のため訪問している。
 プレゼン初日のこの日は、ビジョン・遺産・疎通、オリンピックコンセプト、競技・競技場、パラリンピック、選手村、宿泊施設、輸送、環境・気候の八つのテーマで、午後6時まで9時間30分にわたるプレゼンがある。平昌は今回で3度目の冬季五輪招致に挑戦する。
 2010年バンクーバー冬季五輪にボブスレー韓国代表として出場した、国際ボブスレー・トボガニング連盟(FIBT)副会長の姜光倍(カン・グァンベ)氏(リュージュ、ボブスレー、スケルトンチーム監督兼選手)、1994年リレハンメル冬季五輪のショートトラック・スピードスケート金メダリストの金昭希(キム・ソヒ)氏、韓国観光公社の李参(イ・チャム)社長らがプレゼンターを務める。
 午前中のプレゼンを終えた後、大韓体育会の朴容ソン(パク・ヨンソン)会長は、「完璧だった」と大きな満足感を示した。プレゼンターらが準備を徹底していたため、特に指摘を受けた部分はなく、一部評価委員から細部質問があったがスムーズに回答し、予定より早く午前の予定を終えることができたと話した。姜光倍氏や金昭希氏はこの日のために血のにじむような努力をしてきたといい、プレゼンの様子を賞賛した。
 プレゼンを参観した文大成(ムン・デソン)IOC委員も、プレゼンターの準備に向けた努力がうかがえたと評した。IOC評価委からは「そんなことも尋ねるのか」というような質問も挙がったが、完ぺきに答えていたと伝えたという。 
 評価委は13日に候補3都市で最初となるアヌシー(フランス)の現地調査を終えて14日に韓国入り。韓国では最終日の19日にリンドベリ委員長が記者会見する。3月1日からミュンヘン(ドイツ)を現地調査し、報告書を作成する。2018年冬季五輪の開催都市は7月6日のIOC総会(ダーバン=南アフリカ)で決定する。

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