【バルセロナ14日聯合ニュース】世界の通信キャリアを中心に携帯電話向けアプリケーション配信の国際標準化が進められおり、注目を集めている。
 SKテレコムとKTはスペイン・バルセロナで14日に開幕する世界最大の移動通信業界の国際見本市「2011モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」で、通信大手24社が参加している「ホールセール・アプリケーションズ・コミュニティー(WAC)」の構想によるデモンストレーションを行い、技術標準化の先端化を狙う。
 SKテレコムは会場でWAC参加企業間のサービスプラットフォームを連動させる標準ネットワークAPI規格を取り入れたアプリ「モバイル・ピザ」を実演する予定だ。このサービスが現実化すれば、国内のピザ店探しアプリの利用者が海外事業者が提供する同様のサービスを海外でも利用できる。
 KTもLG電子と共同で5月に商用化する予定のWAC2.0基盤のサービスを実演する。実演はLG電子の最新の高機能携帯電話(スマートフォン)「Optimus Black」とフィーチャーフォンの2種で行う予定だ。
 WACは前回のMWCでKTや米AT&Tなどの通信キャリアの主導で創設された協議体で、その後NTTドコモやドイツテレコム、英ボーダフォンなど、通信大手が加わり、米アップルや米グーグルなどメーカー中心のアプリグループに対抗するため、協力を進めてきた。WACは世界のユーザーと開発者を結びつけるアプリの構築を目標に、ウェブプラットフォームのオープン規格化を進めている。1月現在、通信キャリアのほか、通信装置メーカーなど計61社が加盟している。SKテレコムとKTなど韓国勢もWACの理事国として、世界のキャリア間の協力に積極的に取り組んでいる。

Copyright 2011(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0