サムスンとKTによると、CCCは移動通信システムにクラウド・コンピューティング技術を初めて採用したもので、ネットワークのデータ処理容量を改善し、投資費と運営費を大幅に削減できるのが特徴だ。3社が披露するLTEは、移動通信システムに汎用サーバー基盤のプラットフォームを取り入れ、仮想化に成功した。
CCCを採用すれば、基地局の設備を減らしても運用効率の最大化が可能だ。3社のCCCは汎用サーバーと通信モデムだけで基地局を代替できるソリューションで、費用を削減できるだけでなく、次世代移動通信技術を取り入れる際も、ソフトウエアをアップグレードするだけで設置が可能というメリットがある。
KTは「各国の通信事業者のネットワーク競争力向上に寄与し、システム分野でも韓国企業の世界進出に向けた足がかりになれば」と期待を寄せている。
3社は7~9月期から、ソウル市内でLTEテストサービスを実施する計画だ。また、協力分野をLTE以外にも3G、4GなどのCCCソリューション開発に拡大し、海外市場も共同で攻略する方針を明らかにした。
SKテレコムとLGユープラス(旧LGテレコム)に続き、KTもLTEのテストサービス導入を決め、韓国ネットワーク市場はLTEの早期導入に向けた動きが加速しそうだ。
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