不正蓄財の疑いなどで検察の捜査を受けている現代自動車グループは19日、今回の事件に関連し、対国民謝罪会見を行った。
 会見では、李銓甲(イ・ジョンガプ)現代・起亜自企画総括副会長が謝罪文を読み上げ、「韓国の自動車産業振興に向け企業経営に専念して来たがグループに対する社会的期待に応えることができず、国民の皆さんに申し訳ない思い」と鄭夢九(チョン・モング)会長の言葉を伝えた。

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 グループは今回の事件を自己省察と反省の機会とすると述べ、透明かつ倫理的企業に生まれ変わるための努力策を発表した。鄭会長と息子の鄭義宣(チョン・ウィソン)起亜自動車社長が保有する1兆ウォン相当のグロービス株式を貧困層支援の社会福祉団体に寄付するほか、社外理事と外部専門家で構成された倫理委員会を設置し企画総括本部を縮小するなど組織改編を行う。また、国内雇用創出と投資拡大、中小企業・協力企業への支援など社会貢献努力を続けていくとしている。

 現在進められている検察の捜査については、積極的に協力すると同時に、検察の捜査結果を謙虚に受け止めるとの姿勢を示した。

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