来月2~6日はソウル・蓮池洞の斗山アートセンターで、「TORAJI」を上演する。呉泰錫(オ・テソク)作、金守珍演出で、1994年に呉の主宰する劇団によりソウル・芸術の殿堂で初演されたのち、日本でも新宿梁山泊により2008年から上演されている。朝鮮王朝末期の若き革命家たちの挫折を描いた物語だ。
金守珍氏は9日、「韓日の青年たちの100年前の韓日関係への関心が薄いのは現実」だとしながら、この作品が未来の種を見つける作業にならなければいけないとコメントした。
また同月9~13日は、ソウル・世宗路の世宗文化会館で「向日葵の柩」を上演する。在日韓国人の芥川賞作家、柳美里の1991年の戯曲で、同年が初演。母国語の韓国語を忘れて生きていた在日韓国人の青年が、韓国人女子学生と出会ったことで韓国語に関する記憶を取り戻していくが、アイデンティティーの崩壊のなかで破局を迎える姿を幻想的に描く。
どちらの作品も在日韓国人、日本人俳優が出演し、日本語で上演し、韓国語の字幕をつける。
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