【ソウル6日聯合ニュース】昨年1年間に自殺した小・中・高生が146人に上った。多くの若者が自らの命を絶つ現状に、教育当局は防止策に取り組む。
 教育科学技術部が6日までに公表した集計によると、昨年の小・中・高生の自殺者は前年比27.7%減の146人。同自殺者は2003年に初めて100人を超え、2009年に最多の202人に達した。
 昨年の146人の自殺者の動機を見ると、「家庭内の不和」が46名で最も多く、次いで、「絶望や不安」(28人)、「性的な悩み」(18人)、「異性関係」(10人)などが続く。動機不明も38人いた。
 教育科学技術部は、思春期などにうつや不安、ADHD(注意欠陥、多動性障害)などに苦しむ小・中・高生が多いことを重くとらえ、心の健康診断を全国の小学校、中学校、高校で実施していく方針だ。
 また3月の新学期にあわせ、自殺の予防および危機管理マニュアルを全校に配布する。

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