世界でもスマートフォン専門で生産するメーカーは、米アップルと台湾の宏達国際電子(HTC)など一部にすぎない。
同社のスマートフォン「オールイン」戦略は、韓国でスマートフォンユーザーが600人余りに達し、来年は約2000万人に拡大すると見込まれるなど、スマートフォンの大衆化がさらに進むと見通しを受けたもの。昨年、「シリウス」をはじめ「ベガ」「ミラク」など自社スマートフォンがヒットしたことで自信をつけたことも背景にある。
ことしは国内外市場で1800万台以上のスマートフォンを販売する計画だ。国内では10モデル以上を発売し、25%以上のシェアを獲得、韓国ビッグ2の座を確保したい考え。今月中にも「ベガ」の後続モデルを発表するほか、上半期(1~6月)中にデュアルコアCPU搭載機種や近距離無線通信技術(NFC)チップ搭載機種も発売する予定だ。さらに高解像度Retinaディスプレーをしのぐディスプレー採用機種、第4世代(4G)携帯通信技術「LTE」対応機種、高速通信規格「HSPA+」支援端末の開発も進めている。
海外でも、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」搭載機種を10モデル以上発売する。1~3月期中に米国市場にもスマートフォンを投入し、中南米、中国、欧州市場の攻略も狙っていく。
パンテック関係者は「新技術への思い切った投資で、先行研究組織を強化した。ことしの努力を結実させ、グローバル・トレンドをリードするスマートプレーヤーに生まれ変わる」と意欲を示した。
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