取材に応じる朴賛浩=1日、宮古島(聯合ニュース)
取材に応じる朴賛浩=1日、宮古島(聯合ニュース)
【宮古島1日聯合ニュース】17年間にわたる米大リーグ生活に幕を引き、日本のオリックス・バファローズを新天地とした朴賛浩(パク・チャンホ)投手が1日、同球団のユニフォームに袖を通してから初めて、チームメートとともにトレーニングした。
 先月30日に大阪で李承ヨプ(イ・スンヨプ)内野手と入団会見を行った後、キャンプ地の沖縄・宮古島入りした朴は、この日は体をほぐした後、キャッチボールと守備練習で本格的に汗を流した。

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 1994年にロサンゼルス・ドジャースに入団し大リーグ入りした朴は、ピッツバーグ・パイレーツでプレーした昨年、アジア投手最多のメジャー通算124勝を達成した。オリックスとは年俸120万ドル、成績によりインセンティブ100万ドルの1年契約を結んだ。
 以下は一問一答。
――初練習を終えた感想は。
「感慨新ただ。米国での経験とは異なり新鮮だ。過去3年間、(韓国プロ野球)斗山ベアーズのキャンプに参加しトレーニングしたが、韓国の球団とやり方が似ていると感じた。全般的にさほど複雑すぎず良かったと思う」
――表情に余裕が見られ、チームメートと会話もしていたが、意思の疎通に問題はないか。
「米国やドミニカ出身の選手がいるが、彼らとは英語で話ができる。日本文化が目新しいであろう彼らと、互いにアドバイスできるところは多いと思う。日本の選手たちはまだ誰が誰だか分からないが、あいさつはできた。時間が経てば少しずつ良くなっていくだろう」
――韓国野球を代表する投手と打者がチームメートとなった。
「わたしにも李承ヨプ選手にも重要で楽しい1年になるだろう。わたしもしっかりやらなければならないが、李承ヨプ選手の再起に関心と期待を寄せている。サポートできることはしたいし、韓国語で気楽に話せる承ヨプとプレーできるというだけでも大いに助けられるだろう。リラックスして生活できるだろうし、それが試合にも大きなプラスになるはずだ」
「日本野球にはうといので、進出を決めて以来、かなりの緊張を感じている。慣れるまでには時間が必要だろう」
――李承ヨプは後輩になるが、日本野球についてのアドバイスを受けたか。
「ミスをしてはしかられている。李承ヨプ選手も本能的に責任感を感じているようだ。(先輩として)食事をごちそうしたりしたいが、承ヨプに連れられ、世話になってばかりだ」
――初練習で重点を置いたところは。
「毎年春季キャンプが始まると、気持ちが先走り負傷するリスクが大きい。日本での初練習なので、新しく適応すべき部分が多いが、どうするべきかを理解し、知っていくことに重点を置いている」
「今日はブルペンで投げた選手らもおり、自分もやれたが我慢した。明日から軽く始めるつもりだ。(オリックスのキャンプ入り前に参加した)斗山のキャンプで3回、ブルペンで投げており、今のコンディションは60~70%の水準だ。ただ、ゆっくり始めるのが安定的だと思っている」
――この春季キャンプで補完するところは。
「補完より適応だ。チームメートと同じ方向に進んで行くため、適応に努めなければならない。特に捕手との呼吸が重要だ。韓国人だが米国から来たため、ミスの素地も多い。チームのスタイルや方針などについてもミスをしないよう、よく知ることが必要だ」
――日本メディアの注目も集まっている。
「こうした経験は初めてではない。初めて米国に進出しメジャーで14勝し帰国したときなど、似たような経験は多くあるので、余裕を持って楽しめそうだ。経験は多いが、まだまだ学ぶべきことはもっと多い」

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