Aマッチ100試合達成した朴智星=(聯合ニュース)
Aマッチ100試合達成した朴智星=(聯合ニュース)
【ドーハ26日聯合ニュース】プロはもちろん、大学も注目していなかったサッカー韓国代表の主将、MF朴智星(パク・チソン、英マンU)が国際Aマッチ通算100試合出場という金字塔を打ちたてた。
 朴智星は25日午後(韓国時間)、カタール・ドーハで開催されたサッカーアジアカップ準決勝の日本戦で、代表通算100試合出場を達成した。朴智星は今大会限りでの代表引退を示唆しており、この試合は最後の日韓戦になる可能性が高い。2-2からのPK戦で敗れたが、朴智星は主将としての役割を十分果たした。
 1年に行われる国際Aマッチは10回以内。そのため、国際Aマッチ100試合出場は徹底した自己管理で10年以上にわたり着実なプレーを続けないと、達成できない大記録だ。韓国で国際Aマッチ100試合以上に出場した選手は、最多135試合の洪明甫(ホン・ミョンボ)ら、朴智星のほかに7人いる。
 エリートとは程遠かった朴智星は明智大学の入学を控えた1999年、五輪代表のテスト選手として代表入りし、2000年4月、ソウルで開かれたアジアカップの1次予選でAマッチ試合にデビュー。だが、当時は小柄でミスばかりだった朴智星の起用を問題視する声が多かった。
 朴智星のサッカー人生で重大な転換期を迎えたのは2002年のサッカーワールドカップ(W杯)。ヒディンク監督の下でW杯を経験し、朴智星は韓国サッカー世代交代の象徴となった。特に、強豪ポルトガル戦で決めた決勝点はW杯本大会での韓国人最年少のゴールとなり、自信を付けた朴智星は4強入りに貢献した。
 その後、朴智星はオランダリーグと英プレミアリーグでプレーし、韓国代表の中心選手として成長。昨年の南アフリカ大会まで、3大会連続でW杯に出場し、アジア選手としては最多となる3得点を挙げた。国際Aマッチ試合では13点を記録している。

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