デジタルテレビの価格引下げと、サッカー・ワールドカップドイツ大会を控えての需要急増を受け、液晶ディスプレーテレビが、コンピュータのモニターやノート型パソコンを抜き液晶パネルメーカーの主力部門に急浮上している。
 業界が18日に明らかにしたところによると、LGフィリップスLCDのことし第1四半期の全体売上額は2兆4710億ウォンだった。このうちテレビ用液晶パネルの売上が45%で、昨年第4四半期の34%より11%上昇、モニターを抜き事業部門のトップに躍り出た。テレビ用液晶パネルの売上がモニター用を追い越したのはこれが初めて。

 サムスン電子では、第1四半期の液晶パネルの販売台数が1240万台と、昨年第4四半期の1280万台より4%減少、モニター用とノート型パソコン用の液晶パネルの販売量もそれぞれ減少した。これに対し、テレビ用液晶パネルの販売には大きな変動がなく、むしろテレビ用40インチ以上の大型製品などは販売数が前四半期より20%の急増を見せた。パネル販売価格を見ても、モニター用が前四半期より14%減、ノート型パソコン用も13%減だったのに対し、テレビ用は6%減にとどまっている。

 サムスン電子はことしの10インチ以上の大型パネルの市場規模を当初の2億5600万台から2億6000万台に、40インチ以上の大型製品についても540万台から690万台にそれぞれ上向き修正し、売上拡大に力を入れる方針だ。

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