米ラスベガスで6~9日に開催された世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で開いた記者会見で述べたもの。
同社は昨年12月、アンドロイド2.3を採用した海外向けアンドロイド基盤スマートフォン「Nexus S」を発表した。これを通じ確認した「アンドロイドのトップランナー」としての地位を、次のラインアップでも受け継いでいくと意欲を示した。
MWCではこのほか、タブレット型端末などを含む多彩な戦略製品を大々的に公開する方針だと明らかにした。なかでもタブレット型端末については、新たに脚光を浴びるデバイスだと指摘した。
携帯電話にもパーソナルクラウドのコンセプトを導入する予定で、方式についてはMWCで説明するとした。サムスン電子はコンバージェンス・トータルソリューションを提供できる唯一の企業だと強調し、サービス、コンテンツ間の結合を拡大していくとした。
昨年同社は、携帯電話販売目標の2億7000万台を達成し、スマートフォンも2000万台以上を売り上げたと予想される。ことしも前年比で成長を遂げた昨年に続き、さらに成長すると自信感を示した。スマートフォン販売6000万台を達成し、「トップ層(Tier)」の座を固めるとしながら、市場でのさらなるランクアップを強調した。
さらに、ことしは「LTE」など第4世代(4G)携帯通信技術の展開がスピードアップされると予想。第4世代はモバイル中心に、本格的なクラウド・コンピューティング時代の到来を告げると述べた。これに向け、最も激しいLTE競争が予想される北米市場で上半期(1~6月)中に、米通信大手ベライゾン・ワイヤレスを皮切りに4大事業者から4Gスマートフォンを発売し、市場をリードする考えだ。4Gソリューションの比重をかなりのものにしたスマートフォンとタブレット型端末の発売も計画している。
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