【ソウル7日聯合ニュース】韓国政府の無償援助機関で海外ボランティア団派遣機関でもある韓国国際協力団(KOICA)が、ことしアフリカのモザンビーク、ルワンダ、ソロモン諸島を重点協力国とし、現地事務所を設立する。
 KOICA関係者は7日、海外事務所を強化し現場中心体制にシフトさせていくため、この3カ国を重点協力に新たに指定し、カザフスタン事務所を閉鎖する計画だと明らかにした。
 ルワンダとモザンビークは来月中、ソロモン諸島には下半期(7~12月)に職員を派遣し、事務所を開く。
 KOICAは先ごろ、国別支援戦略中心のプログラム型事業遂行に向け、社会開発、経済開発、気候変化環境部の分野別に3部7チーム編成となっていた組織を、アジア1、アジア2、アフリカ、中東・中南米の地域別構成4部8チームに改編した。これで「選択と集中」の基盤を構築し、現場中心に事業遂行体制の確立、援助効果性の引き上げに役立つものと期待される。
 また、アジア地域中心の基調を維持しながら、アフリカへの支援を徐々に拡大し、海外ボランティア団派遣事業のWorld Friends Korea、緊急救護、官民協力事業を大幅拡大して進めていく方針だ。
 このほか、アジアの開発途上国の機構変動対応支援事業をグリーン政府開発援助(ODA)の一環に拡大し、2020年までに30%以上広げていく予定だ。

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