【コロンビア2日聯合ニュース】韓米自由貿易協定(FTA)の争点解決に向けた追加交渉に一部進展があったと、外交通商部の金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長が明らかにした。
 金本部長は米メリーランド州コロンビアで2日午後9時から1時間45分にわたり、米通商代表部(USTR)のカーク代表と3日目の閣僚級会議を行った。会議終了後、記者団に対し「(交渉で)少し進展があった。あすも会議を行うことにした」と述べた。
 今回の追加交渉で、金本部長が進展があったと直接言及したのは初めて。最初に比べ米国側の要求水準はかなり下がったと説明し、交渉で成果が上がっていることをうかがわせた。
 3日午前の交渉妥結は可能かとの質問には「難しいのではないかと思う」と答え、早ければ3日午後(韓国時間4日午前)にも妥結する可能性があることを示唆した。ただ、交渉日程がさらに延長される可能性も排除しなかった。週末まで交渉が続くことになっても決着をつけたいと述べ、交渉妥結に向けた強い意志を示した。
 一方、米国産牛肉の輸入拡大問題は論議されなかったと明らかにした。双方は、米国の韓国製自動車に対する関税撤廃期間延長や自動車セーフガード(緊急輸入制限措置)の別途整備など中核争点をめぐり立場の隔たりを埋めることができず、交渉が難航していると伝えられる。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0