【ソウル25日聯合ニュース】北朝鮮が23日に韓国の延坪島に向け行った砲撃を、金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者、三男の金正恩(キム・ジョンウン)氏(朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長)の「領導」だと宣伝しているという。北朝鮮専門インターネット媒体のデイリーNKが25日、内部情報筋の話として報じた。
 それによると、工場の初級党秘書が24日夕、「南朝鮮(韓国)がわが共和国(北朝鮮)を狙い挑発を行ったが、将軍様(金総書記)の軍隊はこれを許さず、数倍にして報復した」と話した。「敵の対決策動にも青年大将(金正恩氏)が領導する革命的武装力で対抗するわれわれにあるのは勝利だけだ」と述べ、「情勢が複雑になるほど金総書記と正恩氏に仕えてこそ、勝利が保障される」と、宣伝に熱を入れていたという。
 こうした指導のほかにも、23日午前に民間の防衛組織の労農赤衛隊と教導隊に非常招集がかけられ、各基地に投入されたと伝えた。
 また、当局はテレビ放送で軍事措置の情報を伝えたが、住民は特に関心を示していないという。北朝鮮住民も「免疫がつき、驚かなくなった」としている。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0