消防防災庁は黄砂を深刻な自然災害として規定し、黄砂による被害の実態調査と対応技術の開発に関する企画報告書を科学技術部に提出した。科学技術部と消防防災庁が11日に明らかにした。
 報告書によると、消防防災庁は来年から黄砂の対応技術研究を本格化する。また、研究・開発(R&D)を主管する科学技術部も対応技術開発に向けた予算支援を積極的に行うほか、来年から黄砂の被害規模や対応技術開発の研究を拡大するとしている。

 今回のこうした決定は、中国から流れてくる黄砂の影響で、病院を訪れる患者がここ数年間で急増し、今後も被害が発生し続ける可能性が高いとの懸念が働いたためとみられる。

 科学技術部は現在、黄砂の根源地に対する地質学的研究や、黄砂と呼吸器伝染病との関連性、黄砂が呼吸器に与える影響など、黄砂被害に関する研究を進めている。

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