水産物関連業界が11日に明らかにしたところによると、このほど為替相場が100円=806ウォン台を記録するなど円安が進み輸出採算性が悪化していることから、水産物輸出業者全体の3割が輸出を中断しているという。残りの業者も輸出物量が大幅に減少するなど苦戦を強いられている。
 釜山商工会議所の調べによると、釜山の地元企業は輸出に適切な為替レートを100円=975ウォン、輸出を断念する線を870ウォンと回答していた。昨年12月以降の4カ月余り、赤字を被りながらも輸出をしていたことがわかる。業界の関係者はこのままでいくと、下半期以降は国内の水産物輸出産業そのものが崩壊する恐れがあると指摘している。

 貿易協会釜山支部の関係者は、「釜山地域の水産物輸出業者は主に日本向けに輸出しているため、円安の影響をまともに受けている」と話している。ほとんどが零細業者のため、打撃が大きいと懸念を示した。

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