また、両首脳の立ち合いの下、外交通商部の金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長とペレス通商・観光相が韓国・ペルー自由貿易協定(FTA)に仮署名し、両国の経済・通商分野の協力が一層強化されると期待される。韓国・ペルーFTAは8月に交渉が妥結。発効後は、コメのような一部敏感な品目を除く農産物や自動車などの関税が向こう10年以内に廃止される。早ければ来年初めにも正式署名が行われる見通しだ。
青瓦台関係者によると、李大統領は、FTAを通じ両国国民の福祉が大幅に拡大されることを期待し、ペルーのエネルギー・資源開発およびインフラ構築事業に韓国企業が参加できるようガルシア大統領の持続的な関心と支援を求めた。また、ペルーが韓国の政府開発援助(ODA)重点協力対象国に選定されたことや今後、保健医療、農漁村開発、情報通信分野を中心に協力事業を続けることを説明した。
これに対し、ガルシア大統領もペルー開発協力事業の継続推進を求め、韓国企業のペルーへの投資拡大と、投資を通じ相互に役立つ事業が続くことを望むと述べた。
このほか、両首脳は国際舞台での緊密な協力を続け、気候変動や軍縮など地球規模の問題での協力についても意見を交わした。
両国はまた、FTA仮署名のほか、「科学技術協力了解覚書(MOU)」と「環境保護協力MOU」も締結した。
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0

