韓米首脳はこれまで数回にわたり、11日に予定されている首脳会談前にFTAの争点を解決すると強調しており、実務協議では大きな進展があると予想されている。双方は協議を5日まで行う予定だが、必要に応じて延長すると、実務者レベルでの論議をまとめる方針を示唆した。
双方は実務協議でFTAの争点を調整する。合意に至らなかった争点については、来週予定されている金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長とカークUSTR代表による会議で最終的に折り合いをつけ、会議結果を韓米首脳会談で報告すると予想される。
実務協議では米国側が、韓米間の自動車貿易不均衡解消策や韓国への米国産牛肉輸出拡大に向け、FTAのどの部分を修正し、補完すべきかについて重点的に取り上げるとみられる。しかし、現在、月齢30か月未満に制限している米国産牛肉の輸入を全面的に認める案については、依然として韓国側が受け入れに難色を示しているため、今回の協議では自動車問題が集中的に話し合われる見通しだ。
外交通商部関係者は、細かい内容については双方の隔たりが大きく、協議の見通しはなお流動的だと、慎重な態度を示した。
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