この協議の席で、韓米FTA争点懸案に対する米国側の要求事項が、正式かつ具体的に韓国側に提示されるとみられる。韓米双方は、ここで争点について集中的に話し合ったうえで、来週初めに金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長とUSTRのカーク代表による韓米通商トップ会合で最終妥結し、11日に予定されている韓米首脳会談で報告するものと予想される。
韓米両政府は2007年にFTA締結で合意したが、米議会の反発などがあり双方とも批准に至っていない。牛肉と自動車をめぐる非関税障壁などが具体的な対立点になっている。
一方、米ホワイトハウスが2日(現地時間)に公表した声明によると、オバマ大統領は李大統領との電話会談で、米労働者に主要なイシューで満足のいく合意に達すれば、韓米FTAは妥結されるだろうと話したという。
李大統領も、3日の会見で「両国とも利益を得られる方向で通商トップが合意すれば可能性があると前向きに考える」と述べ、11~12日にソウルで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)前に韓米FTAが妥結する可能性に期待を寄せた。
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