国会で開かれた民主党FTA特別委員会との懇談会で明らかにした。中間選挙の数日後にはオバマ米大統領がG20ソウル・サミット出席のため出国しなければならないとした上で、「事案の重大性に照らしても、時間は十分ではない」と述べた。
韓米首脳は6月末の会談で、FTAの早期批准に向けG20ソウル・サミット前に実務協議で懸案を解決することで合意したが、米国側の中核的な要求事項である自動車市場と牛肉市場の拡大をめぐる隔たりは埋まっていない。
金本部長は7月、9月、10月の3回にわたり米国側と非公式協議を行ったが、「書類交換や具体的に進展した事案はない」と明らかにした。韓国・欧州連合(EU)FTA交渉妥結後、米業界からは「米国も速度を上げるべきだ」という懸念の声が上がるなど、結局、結論は批准の方に向かうのではないかとの見方を示した。
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