【ソウル29日聯合ニュース】北朝鮮が29日、韓国が提案した30日の南北軍事実務会談開催に同意する内容の通知文を送ってきた。国防部が伝えた。会談は30日午前10時から板門店韓国側地域の「平和の家」で行われ、ムン・サンギュン国防部北朝鮮政策課長ら韓国側代表3人、リ・ソングォン大佐ら北朝鮮側代表3人が出席する。
 北朝鮮は15日、「双方の軍事的合意履行に伴う懸案問題を議論」するため、24日に南北軍事実務会談を開催することを提案してきた。これに対し国防部は日程を調整し、30日の開催を提議した。
 韓国側が提示した議題は▼3月の韓国哨戒艦「天安」沈没事件に対する北朝鮮側の責任ある措置▼北朝鮮による韓国当局に対する中傷▼黄海の北方限界線(NLL)一帯の緊張緩和――など。
 軍当局は北朝鮮が言及した「懸案問題」について、黄海上での偶発的衝突防止、軍事境界線一帯での対北朝鮮宣伝活動中止などに関する内容と見込んでいる。
 南北軍事実務会談は2008年10月2日の開催以来、一度も開かれていない。

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