情報通信部が4日に発表した3月のIT輸出入動向(速報値)によると、輸出は半導体、ディスプレイパネル、デジタルテレビなどの好調に支えられ、前年同月の84億3000万ドルに比べ11%多い93億6000万ドルとなった。輸入は前年同月の46億ドルより12.5%多い51億9000万ドルだった。IT部門の貿易収支は41億7000万ドルの黒字となった。
輸出を品目別でみると、ディスプレイパネルが124.4%増の13億8000万ドル、デジタルテレビが18.9%増の5億8000万ドル、半導体が8.6%増の28億5000万ドルと大幅な増加を示したが、情報機器は9.5%減の12億8000万ドルにとどまった。
地域別では米国向けが競争の激化やドル安で前年同月比12.9%減の10億7000万ドルとなったが、昨年11月以降4カ月ぶりに10億ドル台を回復した。日本向けはパネルと携帯端末の輸出増で26.8%増の7億6000万ドルと、昨年8月以降8カ月連続で2けたの伸びを維持している。
情報通信部はウォン高が続いていることや、半導体、ディスプレイパネルの供給過剰などIT輸出を妨げる要因があるものの、世界経済の緩やかな回復、輸出市場の多角化、サッカー・ワールドカップ・ドイツ大会やアジア大会など需要面で好材料があるため、輸出の増加傾向は続くものと見込んでいる。
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