【ソウル7日聯合ニュース】46人が犠牲となった北朝鮮の魚雷攻撃による海軍哨戒艦「天安」沈没事件にもかかわらず、韓国国民が感じる北朝鮮の脅威の程度は、以前と大差がないとの調査結果が出た。
 ソウル大学統一平和研究所は7日、7月に全国の19歳以上の成人1200人を対象に南北統一に関する意識調査を実施した結果を明らかにした。それによると、米国、日本、北朝鮮、中国、ロシアのうち、「朝鮮半島に最も脅威的な国」を尋ねる質問に、回答者の55.5%が北朝鮮を挙げた。
 昨年の同じ調査では52.7%が北朝鮮を挙げており、ほぼ変わらない結果となった。哨戒艦沈没事件に対し、国民が冷静かつ沈着に対応していることを示すものだと分析された。
 また、哨戒艦沈没事件が「北朝鮮によるもの」とした政府発表を信頼するかという質問に、回答者の25%が「信頼しない」、10.7%は「まったく信頼しない」と答えた。「全面的に信頼する」との回答者は6.4%、「信頼する」は26.1%で、31.7%は「半々」と回答している。

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