ラミー事務局長は同日、G20首脳会合の議題を協議するためソウル入りし、李明博(イ・ミョンバク)大統領、外交通商部の金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長、G20首脳会合準備委員会の司空壱(サゴン・イル)委員長らと面談した。
ラミー事務局長は、訪韓日程を終え、出国前に行った会見で、「韓国はこれまでDDA交渉の早期妥結を強く支持してきた。李大統領は、韓国がG20議長国としてDDA交渉の妥結に向けた政治的意志をG20首脳会合で集結させるとの意向を示した」と述べた。
ソウルG20首脳会合は、DDAに関する細かい論議は行われないとしても、交渉の早期妥結の必要性に対するシグナルを送る契機になるとし、交渉妥結のための優先順位と方法に対する韓国とWTOの見解が一致しているため、非常に有意義な結果が出ると期待していると述べた。
DDA交渉の早期妥結に向けた政治的決議と関連しては、5月にカナダ・トロントで開催されたG20首脳会合前は、各国首脳の真摯(しんし)かつ実質的な対話が行われなかったとした上で、「11月の首脳会合では具体的な問題について各国首脳が協議しなくても、すべての当事者が少しずつ妥協するなど、政治的バランスを取ってほしい」と期待を寄せた。
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0