【北京・長春27日聯合ニュース】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が訪中2日目の27日、吉林省・長春で胡錦濤・中国国家主席と首脳会談したと伝えられた。政府高官は、100%確信はできないとしながらも、「きょう首脳会談が行われたものと承知している」と伝えた。
 金総書記は同日午前9時(現地時間)に車で吉林市を出発し、午前10時半ごろに長春市の南湖賓館に入った。午後は金総書記の車両の動きは確認されていない。胡主席はここ数日、休養のため東北3省(遼寧省・吉林省・黒竜江省)に滞在した後、同日に長春の迎賓施設・南湖賓館に向かったとされる。
 中朝は会談の開催有無も明らかにしていないが、その席では3月の韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件以降の北東アジア情勢を含め、6カ国協議再開可否、後継者問題、経済協力などについて意見が交わされたとみられる。
 沈没事件発生後、「韓日米」対「中朝」の対立構造が約5か月続いた末、先ごろカーター元米大統領が北朝鮮で服役中の米国人男性の釈放のため訪朝し、6カ国協議中国首席代表の武大偉・朝鮮半島問題特別代表は協議再開を話し合うため関連国を歴訪中だ。こうした中での中朝首脳会談とあり、注目を集めている。

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