【ソウル20日聯合ニュース】韓国のイカ釣り漁船「デスン」が北朝鮮に拿捕(だほ)された事件と関連し、統一部の李種珠(イ・ジョンジュ)副報道官は20日の定例会見で、国際法と慣例、人道主義精神に基づき、船を早期送還するよう求める通知文を改めて北朝鮮側に送ったと明らかにした。
 通知文は同日午前、大韓赤十字社の柳宗夏(ユ・ジョンハ)総裁名義で北朝鮮・朝鮮赤十字会の張在彦(チャン・ジェオン)委員長あてに軍事チャンネル経由で送られ、北朝鮮はこれを受け取った。
 韓国人4人、中国人3人を乗せた「デスン」は8日、東海(日本名:日本海)の韓日の中間水域で操業中に消息を絶った。北朝鮮の朝鮮中央通信は19日、「8日10時15分ごろ、われわれの東海の排他的経済水域を侵犯し操業していた南朝鮮(韓国)船舶が、正常的な海上警備任務を遂行していた朝鮮人民軍海軍により取り締まりを受け、現在、調査を受けている」と報じた。

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