【ソウル11日聯合ニュース】サッカー北朝鮮代表が先のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で1次リーグ3戦全敗を喫したことで、帰国後、キム・ジョンフン監督は強制労働を強いられ、選手団は思想批判を受けたとの報道と関連し、国際サッカー連盟(FIFA)が北朝鮮サッカー協会に説明を求めた。
 FIFAのブラッター会長が11日、シンガポールで記者会見し明らかにした。あわせて、北朝鮮サッカー協会会長が交代したことについても関連資料を求めたと説明した。
 米政府系のラジオ自由アジア(RFA)は先月27日、北朝鮮事情に詳しい関係者の話として、W杯から帰国した選手らが平壌で思想批判を受けたと報じた。選手1人1人にキム監督を批判させる場面があったとも伝えており、北朝鮮代表団が弾圧を受けているとの疑惑が浮上した。さらに、英紙「ザ・サン」(電子版)が先月末、キム監督が強制労働を強いられていると報じ、サッカー北朝鮮代表への処罰問題は世界の関心事となった。
 FIFAは各国のサッカー協会に対する政府の干渉を原則的に認めていないため、北朝鮮サッカー協会に説明を求めたものとみられる。

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