引退を表明する李雲在=6日、ソウル(聯合ニュース)
引退を表明する李雲在=6日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル6日聯合ニュース】サッカー韓国代表のゴールキーパーとして16年間守護神を務めた李雲在(イ・ウンジェ、37)が、11日のナイジェリアとの国際親善試合を最後に、代表チームのユニフォームを脱ぐことを決めた。
 李はソウル・新門路のサッカー会館で会見し、「長い間、大韓民国のためとの思いでプレーしてきた。今は自分の居場所ではないようなので去ることにしたが、悔いのない代表生活だった」と心境を明かした。優れた技量、能力を持つ後輩たちに後を託し、自分は別の道を行くべきだと考えたと、引退を決心した契機を語った。
 すでにワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の前から引退を念頭に置いていたといい、現地でも「これが最後のW杯だ」と考えていたという。代表引退は最大限早いほうがいいと常々考えていたところ、ナイジェリア戦が予定されたため、これを最後に退くことにしたと説明した。
 李は「人生の半分がサッカーだったとすれば、代表生活はサッカー人生の半分だった。サッカーと代表生活が人生を左右したと言っても過言ではない」と振り返った。韓国代表としてプレーし幸せだったこと、今も幸せなことが、最も価値ある収穫だと語った。
 李の国際Aマッチデビューは1994年3月5日、米国との親善試合だった。同年の米国W杯に出場、1998年フランスW杯は代表から外れたが、2002年韓日W杯、2006年ドイツW杯に出場。韓日W杯ではスペインとの準々決勝、PK戦ですばらしいプレーを見せた。この韓日W杯が、代表生活で最も幸せなときだったという。今回のナイジェリア戦に出場すれば、Aマッチ132試合出場となる。
 今後は所属するKリーグ・水原三星ブルーウィングスで、選手生活最後の情熱を傾ける考えだ。数年後に選手生活を締めくくり、その後はコーチや監督として後進の指導に当たりたい考えも示したが、指導者となるには勉強が必要だとし、「まずじっくり必要なことを学んでいれば、機会が訪れたときに良いことがあるだろう」と語った。

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