キム・ハヌル=27日、ソウル(聯合ニュース)
キム・ハヌル=27日、ソウル(聯合ニュース)
「さまざまな役を演じてみて、チャレンジしたいと思う役が増えました。経験を積むにつれ視野も広がり、魅力あるキャラクターを演じることに欲が出てきました」――。

キム・ハヌル の最新ニュースまとめ

 女優のキム・ハヌルは1998年に映画『バイ・ジュン~さらば愛しき人~』でデビューして以来、13年間にわたり青春もの、ホラー、アクションなど幅広いジャンルの作品に出演し、さまざまな役を演じてきた。

 世間知らずの家庭教師、高慢なトップスター、冷徹なスパイ要員のほか、現在出演中のMBCドラマ『ロードナンバーワン』で演じているたくましい医師、スヨンに至るまで変身を重ねてきた。


 ソウル・江南の所属事務所でインタビューに応じたキム・ハヌルは、劇中のスヨンとはまた別の姿だった。明るい表情ですらすらと受け答えをする姿に悲恋のヒロインを連想するのは難しかった。

 ドラマ『ロードナンバーワン』でスヨンはジャンウ(ソ・ジソブ)と恋に落ちるが、朝鮮戦争の勃発(ぼっぱつ)で、悲しい別れをする。命が保障されない混乱の状況でもスヨンは希望を捨てず、負傷した兵士を治療しながら、戦場に向かったジャンウを待つ。

 キム・ハヌルは、スヨンという人物があまりにもすばらしく、最初は手に余る感じだったと打ち明けた。しかし、前作の影響を受けたため、スヨンを選択したという。「以前だったら挑戦できなかった役です。多くの作品を通じ、経験を積んだことで、一層深みのあるキャラクターを演じることができるようになったようです」。

 相手役のソ・ジソブ、ユン・ゲサンとの共演に関しては、二人とも作品に対する熱意があり、同じ目標に向かっているため、息も合っていると話した。現在、「ロードナンバーワン」の視聴率は低いが、後半になるほど、しっかりした構成が目立つ作品だと説明した。

 デビューから13年。最も大きく変わった点があるとすれば、「一段と余裕が生まれ、周囲を見渡せるようになったこと」だ。最初は知らなかったが、俳優という職業は一人でやるものではないことに気づいた。
 一方、今でも変わっていない点としては「自らを守る態度」を挙げた。自分を捨ててまで無理はしないと、デビュー当時から思ってきた。これまで培ったものを全部壊して捨てるなら、それはもう自分ではないと思っているからだ。また、理想のタイプの男性も変わっていない。同じ価値観を持って感性的な部分を共有できる人が好きだという。

 次の出演作は映画を検討している。魅力を感じるのであれば、どんなキャラクターでも演じてみたいと意気込みを語った。



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