【ハノイ24日聯合ニュース】ベトナム・ハノイで23日に開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議が、難航を重ねた末、閉幕翌日の24日に議長声明を採択した。議長国ベトナムが各国の意見をまとめ採択した後、同日午後8時(現地時間)にホームページで公開した。
 声明は、韓国哨戒艦「天安」沈没事件に言及した第8項で、「2010年3月26日の攻撃で引き起こされた韓国艦艇『天安』の沈没に『深い懸念』を表明」し、韓国政府に哀悼の意を示すとした。続けて、「閣僚らは朝鮮半島と地域の平和・安定維持の重要性を強調し、関連国にあらゆる紛争を平和的な手段で解決するよう促した」と明記。その上で、「閣僚らは7月9日に発表された国連安全保障理事会の議長声明に支持を表明した」と強調した。
 ただ、安保理議長声明に明記された「安保理は『天安』沈没事件を招いた攻撃(attack)を糾弾する(condemn)」という文言は盛り込まれなかった。
 また、第9項では北朝鮮核問題と6カ国協議に言及し、「閣僚らは完全かつ検証可能な朝鮮半島非核化に対する支持を再確認し、当事国に6カ国協議復帰を勧告した」と強調した。特に、「関連の国連安保理決議の重要性を強調した」としている。
 これは、北朝鮮への制裁を包括的に盛り込んだ安保理決議1718と1874の履行を促す意味を含んでいると解釈される。
 政府当局者は、今回の議長声明は北朝鮮の挑発と攻撃を糾弾し、朝鮮半島の平和と安定に向け武力を使用すべきでないという十分なメッセージを含んでいると評価している。

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