北朝鮮への追加経済措置をめぐり、韓米と北朝鮮が真っ向から対立しているなか、韓国哨戒艦沈没事件と北朝鮮核問題を話し合う6カ国協議再開が中核争点に浮上しており、関連国がし烈な外交駆け引きを展開している。
同日にフォーラムで採択する議長声明と関連し、議長国のベトナムは沈没事件に対する「深い懸念」を表明し、事件を受けて採択された国連安全保障理事会の議長声明を支持するという内容の草案を整え、韓国、北朝鮮と文面の交渉を進めていると伝えられる。ただ、草案には沈没事件を北朝鮮魚雷による「攻撃」と規定する内容、北朝鮮を「糾弾」するという文言は入っていないようだ。
聯合ニュースが独占入手した声明の草案によると、文書は哨戒艦事件に言及した第8項で、「韓国の哨戒艦沈没事件に深い懸念を表明するとともに、韓国政府・国民に哀悼の意を示し、事件に対する韓国政府の自制力を歓迎する」としている。
その上で、「ARFの閣僚は朝鮮半島と北東アジア地域における平和と安定維持の重要性を強調し、関連当事国が平和的な手段ですべての紛争を解決するよう促す」とし、安保理議長声明に支持を表明した。
フォーラムには、ASEAN10カ国と韓国、米国、中国、日本、ロシアなど対話相手国10カ国、北朝鮮やモンゴルなど、計27カ国・機構の外相または代理が出席している。
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