【ソウル19日聯合ニュース】企画財政部と統計庁が19日に明らかにしたところによると、4~6月期の就業者数は2417万人で、前年同期に比べ43万3000人増加し、統計の作成が始まった2004年以降で最高を記録した。四半期ベースの就業者数は、リーマン・ショック前の2008年4~6月期は2387万1000人に達したが、その後は2300万人前後で増減を繰り返していた。
 4~6月期の就業者数は、前年同期比の増加幅も統計作成以来の高水準を記録した。前年同期比の増加幅は、2008年10~12月期が5万4000人、昨年は1~3月期がマイナス14万6000人、4~6月期がマイナス13万4000人、7~9月期がマイナス1000人、10~12月期がマイナス6000人、ことし1~3月期が13万2000人だった。
 政府関係者は「ことし4~6月期の就業者数が大幅に増えたのは、昨年の雇用状況が厳しかったことによる反動もあるが、基本的に景気が急速に回復したことで遅行指標の雇用が本格的に回復しているとみることができる」と説明した。
 就業者数の急増に伴い、4~6月期の失業者数は前年同期に比べ7万5000人減少した。減少幅は2002年10~12月期(11万5000人)以来で最大。ただ、大卒失業者数は35万2000人と、前年同期より8000人増加した。雇用状況は改善されているが、高学歴失業者問題は依然深刻であることを意味している。
 4~6月期の失業率は3.5%で、1~3月期(4.7%)や前年同期(3.8%)に比べ好転した。



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