会議では、各国で分析したロケット上段と下段の飛行テストデータを交換し、これに基づき議論を行う。教育科学技術部は会議終了直後、再打ち上げ失敗の原因究明や今後の打ち上げ日程と関連した進展状況など、会議の結果を詳しく説明する計画だ。
韓国航空宇宙研究院の李柱鎮(イ・ジュジン)院長は聯合ニュースの取材に対し、「最初の打ち上げ失敗と同様に、原因究明には相当な時間がかかる」との見通しを示した。
教育科学技術部は先日、3度目の打ち上げに備え「羅老号」ロケットの上段は韓国で製作済みで、ロシア側から下段のロケットが提供されれば打ち上げは可能だと明らかにしている。
韓国型ロケットの開発推進と関連しては、「羅老号」3度目の打ち上げ準備でエンジニア不足などが懸されるものの、3月から開発事業が始まっており、最初の2~3年は地上テスト施設の構築が行われるため、当初の計画通り推進する方針を固めた。同部は、3度目の打ち上げが韓国の技術でロケットを打ち上げる同事業に技術的、経験的にプラスになると判断している。
ただ、3度目の打ち上げの時期に対しては、原因究明と改善の経過を見ながら韓国とロシアが協議して決定するため、現在のところ見通しが立たない状況だ。
「羅老号」は昨年8月に初めて打ち上げられたが、衛星を覆うフェアリングの片側が分離せず、軌道に乗ることができなかった。先月10日に再打ち上げが行われたが、下段燃焼区間で飛行中に爆発、墜落した。
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