【ソウル8日聯合ニュース】知識経済部は8日、産業基幹技術開発事業として進めてきたスマートフォン(多機能携帯電話)などIT部品用クラッド材(複合金属材料)の開発に成功したと明らかにした。
 クラッド材は、プラズマを利用し銅や銀など特性が異なる2種類の金属薄板を数十マイクロメートルの厚さに接合したもので、IT製品の多機能化に必須の部品。1998年に日本の東洋鋼鈑が初めて開発して以来、独占供給してきた。今回、化学製品メーカーの喜星金属、韓国生産技術研究院、国立大学のKAISTが、世界で2番目の開発に成功した。
 金属クラッド材の世界市場は、現在8000億ウォン(約583億円)ほどと見積もられている。知識経済部は、今回の技術開発で日本など先進国と競う足がかりを築いたと評価している。



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