哨戒艦事件の真相究明を、野党4党が国政調査要求

【ソウル5日聯合ニュース】民主党と民主労働党、創造韓国党、進歩新党の野党4党は5日、3月26日に発生した韓国哨戒艦「天安」沈没事件の真相究明に向けた国政調査要求書を国会に提出した。
　沈没事件の民間・軍合同調査団は5月、沈没は北朝鮮の魚雷攻撃によるものだったとする調査結果を発表した。野党4党は要求書で、調査団は結果を出したが、事件の原因、初期報告、調査結果発表などをめぐり絶えず疑惑が提起されていると指摘し「事件の真相究明とともに、対応の適切性、軍の紀綱の緩み、安保無能事態などを点検し、対外的責任を厳重に明らかにすべきだ」と述べた。
　調査範囲として▼沈没の直接原因の究明▼事件直後の軍の備えと初期状況報告・伝達体系の問題点▼民間・軍合同調査団の調査と監査院の監査結果に対する検証▼政府対応の適切性――などを提示した。また、国政調査のため与野党同数の20人で特別委員会を構成することも求めた。