【ソウル16日聯合ニュース】北朝鮮にいる離散家族との再会を申請した人のうち、高齢者を中心に死亡者が急増している。
 統一部によると、1988年からことし3月末にかけ、政府の離散家族情報統合センターに登録された面会申請者は12万8111人で、このうち33.8%に当たる4万3305人がすでに死亡した。
 申請者の死亡率は、2003年の15.9%から2005年が21.5%、2007年が26.3%、2008年が30.6%、2009年が32.9%と、高齢者の割合増加とともに急激に拡大している。70歳以上の高齢者が、死亡者の97.4%と大半を占める。3月末現在、存命の8万4806人のうち70歳以上の高齢者は77.5%に達しており、死亡率は今後もさらに高まるものと懸念される。
 李明博(イ・ミョンバク)政権の発足以降、南北離散家族の再会行事は昨年9月末~10月初旬に初めて行われたのを最後に、南北関係の悪化などから一度も開催されていない。



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